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書評『社会保障・税一体改革の政治過程分析』『明六社 森有礼、西周、福澤諭吉らが集った知的結社』『白球は海を渡る』

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ブックレビュー『今週の3本』
ブックレビュー『今週の3本』

INDEX

[Book Review 今週のラインナップ]

・『社会保障・税一体改革の政治過程分析』

・『明六社 森有礼、西周、福澤諭吉らが集った知的結社』

・『白球は海を渡る 台湾の中の日本野球』

『社会保障・税一体改革の政治過程分析』香取照幸 著(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・第一ライフ資産運用経済研究所・主席研究員 奥田宏二

元官僚が描く政治過程の内幕 不人気政策はいかに成立したか

消費税の引き上げを柱にした社会保障と税の一体改革はなぜなしえたのか。

検討が始まった2010年はリーマンショックの余波で景気の二番底が懸念されていた時期だった。翌年には東日本大震災に見舞われ、12年末には政権交代が起きる。政治経済が極めて不安定な時期に消費増税という不人気政策が成案となったのだ。本書では、官僚として一体改革に深く関わった著者がその政治過程をつまびらかにしている。

東洋経済オンラインの愛読者に読んでほしい本を一気に紹介。【土曜日更新】

12年8月の関連8法案成立までは、民主党が政権を担った。政権獲得時のマニフェストに消費税の引き上げは書かれていない。マニフェストに書いていないことをやるのかと民主党内から異論が噴出した。にもかかわらず一体改革に乗り出したのは、自民党との大連立の接点になるとの狙いがあったからだという。

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