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200万円のシーサーも売れる "忘れ去られた場所"だった《沖縄の壺屋》が復活…「やちむん」が人気を集めるまで

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やちむん
沖縄の伝統工芸品「やちむん」の現在に迫る(写真:筆者撮影)
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育陶園本店で販売されている壺屋焼の器など(写真:筆者撮影)

現在、壺屋の窯元が危惧しているのが、観光需要の高まりによる地価の急騰だ。窯元のほとんどが小規模な個人経営だが、家賃など地代が上がり続けることで、存続が難しくなる局面を迎えつつある。

そこに、資金力のある営利優先の企業の進出が増えれば、連綿と受け継がれてきたこの地の文化が変わっていくかもしれない。そんな岐路に立たされている。

壺屋にリスペクトを持つ人たちが集まるような街作りが、この地を盛り上げてきた窯元にいま課されている。

モダン&伝統をテーマにする育陶園の販売店のひとつKamanyの店内(写真:筆者撮影)

現代人の志向と合致する「やちむん」のポテンシャル

赤土が多い沖縄では、貴重な白土を水に溶いて化粧として塗ることが多い(写真:筆者撮影)

交易や戦争など歴史的な背景を経て変容しながら、多種多様な表現を消化して自分たちの文化に取り込んでいるのが沖縄のやちむんだ。

そこには、暮らしのなかにあるものから派生した、決して華美ではない、生活に必要なものを生み出していく素朴なよさが時代を超えて残る。

それが現代の若者たちのエコやオーガニックの志向と合致して、認知が広がるとともにブームになりつつある。

全国にさまざまな地産の焼き物があるが、そのなかでも独特の個性が光り、ひと目でわかる特徴があるやちむん。いままさに時代の風に乗ってより人気を得ようとしている。

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