衆院選から2日後の2月10日、玉木氏は記者会見で、中道を念頭に置いた野党第1党の役割について問われると、「衆参を合わせると、うちが野党第1党だ。50議席を超える野党はうちしかない」と胸を張り、「その意味でわれわれにも責任がある」と国会などでの巨大与党との攻防の中核を担う意欲と自信をにじませた。
ただ、最近の各種世論調査の数値を見ると、高市内閣の高支持率が続く中、自民党の政党支持率はほぼ横ばいだが、自民党以外のすべての党の政党支持率はいずれも「1桁台半ば以下で、まさにドングリの背比べ状態」(世論調査アナリスト)となっている。
各種調査の平均値で見ると、野党では参政党と国民民主党が比較優位となっており、中道とチームみらいが僅差で続くのが現状。このため「いずれにしても、野党第1党を争うという数字には程遠く、ライバル意識を持つこと自体がナンセンス」(同)との厳しい声が出る。
首相に「なりたくない」小川氏と「なりたい」玉木氏
その一方で、小川氏と玉木氏はさまざまな取材に対し、「エール」を交換することも少なくない。
中道の代表として3月19日に日本記者クラブで記者会見した小川氏は、玉木氏との関係について「外野からはいろいろ言われるが、私はいつもこう言う。玉木さんと私の間には2人にしかわかり合えない価値、世界観がある」と、したり顔で説明した。
ただ、この会見で注目されたのは、最大野党のリーダーを自覚する小川氏の「政治家としての目標」だった。
出席者から「小川首相」への意欲を問われると、「私は総理になりたいのかとよく聞かれる」と前置きし、「総理になりたいと思ったことは一度もなく、国会議員にすらなりたいと思ったことは一度もない。家族や親、兄弟、周囲の猛反対を受け、それでも説得をして今日に至った。その歴史から言えば、やることをやったと思えるか、これ以上やれないと見切れるか、早く引退できたらどんなに幸せだろうと、今でも思い続けている」と真顔で言い切った。
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【小川氏の激論はまだ終わらなかった】
