――中東情勢などを背景に、企業や個人の間でインフレ高進への懸念が高まっています。銀行としてどのような取り組みに注力していきますか。
中東情勢は大きく揺れており、今後半年から年内にかけて、さまざまな影響が顕在化してくるだろう。すでにインフレ圧力やサプライチェーンの混乱などが現実の問題として起きている。そうした外部環境の変化は、当行の取引先にも広く影響を及ぼすことになるため、銀行の果たすべき役割はむしろ大きくなる。
資金繰りはもちろん、サプライチェーンの再構築といった課題に対して、当行グループが持つ国内外ネットワークを活用し積極的に支援していく。環境が不安定なときほど、最初に相談される存在でなければならないし、その期待に応えられる体制をつくっていく。
個人向けも同様だ。NISAを契機に貯蓄から投資への動きが広がり、リスク資産への資金シフトが進んできた。しかし、これから先はマーケットの不透明感が強まる可能性がある。そうした中で、適切なガイダンスを示し長期的な資産形成を支えていくことは、金融機関の重要な責務だ。個人向けのリテールビジネスでも、社会課題の解決に資する取り組みを進めていく。
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