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VAIOのパソコンが「個人回帰」に踏み切れた理由、ノジマ傘下で変わったこと・変わらないこと

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VAIOが4月23日に受注を開始した新型「VAIO SX14-R」。同社初のCopilot+ PC対応モデルだ(写真:VAIO)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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勝色特別仕様とALL BLACK EDITIONでは、上位のCore Ultra X7 プロセッサー 358Hも選べる。GPU性能が現行比で約69%向上しており、ローカルでの画像生成が高速化した。

通常カラーは5色展開。法人向けPCとしては異例の選択肢の広さが評価されている(写真:VAIO)

AI PCを買う企業はNPUを使いたいのか

もっとも、法人のAI PC需要の中身には冷静な見方も必要だ。柴田氏はこう認める。

「NPUを活用したいというよりは、最新のPCが欲しいという声がほとんどだ」

MM総研の予測では2026年度以降にAI PCの構成比率は急上昇する見通しだが、現時点ではスペック要件としての導入が先行している。具体的にNPUで何をしたいかまで踏み込んだ要求は、まだ少ないのが実態だ。

AIパソコンの国内法人市場予測。2028年度にはAI PCの構成比が65%に達するとみられている(画像:VAIO)

NPUの性能だけでは差がつきにくいなかで、VAIOは足元の実用機能で差別化する。新モデルでは「会議室モード」を改良した。Dolby Atmosのチューニングと内蔵スピーカーの調整を組み合わせ、6〜8人規模の会議室でどの席からでも相手の声が聞き取りやすくなった。

会議室モードの改良前(左)と改良後。どの席からでも相手の声が聞き取りやすくなった(画像:VAIO)

カメラには「エコ撮影モード」を追加した。オンライン会議中にフレームレートを相手に気づかれない程度まで下げ、消費電力を抑える。ACアダプターを外すとバッテリー節約設定と連動して自動でオンになる仕組みだ。

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【新型の量販店向け標準仕様モデルは2種類】

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