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「シンプル・イズ・ベストを極めた軽快ネイキッド」ドゥカティ新型「モンスター」無駄を省いた先にある本質的価値

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ドゥカティの新型「モンスター」。現在国内での先行予約受付中で価格は166万2000円~(写真:DUCATI)
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路面をつかむトラクションに優れるLツインの特性に加え、コーナリングABSやトラクションコントロールなど最新電子制御のおかげで安心してアクセルを開けられる(写真:DUCATI)
大型化された5インチTFTディスプレイを採用。4種類のライディングモード(アーバン/ロード/スポーツ/ウェット)のほか、6軸IMUによるコーナリングABS&トラコン、ウイリーコントロールなどを装備。状況に応じてキャラクターを最適化できる(写真:DUCATI)
新設計のスイッチ類は花びら状ジョイスティックを採用し直感的な操作を実現。ライディングモードや各種電子制御の設定も手元でスムーズに行える(写真:DUCATI)

そして、ワインディングではまさに水を得た魚。マス集中した軽量な車体を生かした切れ味鋭い走りが自然にできてしまう。コーナー進入で軽くきっかけを与えると、車体はスッと向きを変え、そのまま軽やかに旋回していく。ハンドルをこじる必要はなく、下半身で軽く合図を送るだけでいい。セルフステアの出方がとにかく素直で、ライダーに余計な仕事をさせないのだ。

興味深いのは、操作している感覚の変化だ。従来のモンスターは、どこかでライダーに対して働きかけてくる存在だった。しかしこの新型は違う。性能はたしかに高いのに、それを誇示しないし、ライダーに“腕”を求めてこない。手強さは微塵もないのに、その気になればどこまでも応えてくれる。走っていて無用な緊張感が生まれないのがいい。

無駄を省くことで見えるモンスターの価値

ハンドリングは穏やかで軽快、それでいてしっかりとした安定感も備える。サスペンションやブレーキなど足まわりも抜かりなく、ドゥカティらしい上質な走りを楽しめた(写真:DUCATI)
カラー設定は「ドゥカティ・レッド」と「アイスバーグ・ホワイト」の2色が用意される。メーカー希望小売価格はスタンダード仕様が166万2000円~、モンスター+が169万円~(予定)(写真:DUCATI)

新型モンスターは、“速さ”や“凄さ”を誇示するためのバイクではない。ライダーが主役でいられる時間を、さりげなく引き出してくれる存在だ。削ぎ落とすことで見えてくる本質。その原点の思想を現代の解釈でここまで昇華させたことに、このモデルの価値がある。まさに“新世代モンスター”と呼ぶにふさわしい仕上がりだ。

【写真を見る】「シンプル・イズ・ベストを極めた軽快ネイキッド」ドゥカティ新型「モンスター」無駄を省いた先にある本質的価値(22枚)

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