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「公立小→インター→米大学」 彼女が自分の子に"日本の小学校"で学ばせたいと考える理由 山崎エマ監督が語る教育の強み

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海外と日本、両方の教育を経験してきた山崎さんに、日本の小学校教育の強みについて話を聞いた(写真:筆者撮影)

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子どもにとって学校とはどんな場所なのか。その問いを改めて考えさせてくれたのが2024年に公開され話題となった映画『小学校〜それは小さな社会〜』だ。この映画は東京都世田谷区の公立小学校に1年間密着し、子どもたちの何気ない学校生活を追ったドキュメンタリーだ。監督を務めたのは、イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマさん。海外と日本、両方の教育を経験してきた山崎さんは、日本の小学校教育を高く評価し、現在3歳の息子にも日本の小学校に通わせたいと考えている。その思いは新刊『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』にも綴られている。日本の小学校教育の強みはどこにあるのか。山崎さんに話を聞いた。

自身が受けてきた教育を振り返った

――今回の本を書くにあたって、ご自身が受けてきた教育を振り返ったり、ご両親にも話を聞いたりしたそうですね。

親に話を聞きながら、自分の過去をここまで振り返って言葉にするのは初めてで、とても面白い経験でした。自分では覚えていなかったことや、無意識だったこともたくさんありました。

山崎エマさんが監督を務めた『小学校〜それは小さな社会〜』

たとえば、小学校に入る前、6歳のときに4カ月間イギリスに滞在したことがあります。両親と一緒に渡英して、そのまま祖父母の家に一人で残される、という形でした。当時は「今のうちにおじいちゃんおばあちゃんの家で過ごそうね」と、決まったこととして伝えられただけで、自分の意思は聞かれませんでした。でも、選択肢がない分、「嫌だ」と強く思った記憶もないんです。

最初の数日はネックレスのチャームに入れた両親の写真を見たり、母が貸してくれたTシャツをベッドで抱えて泣いていたりしたという断片的な記憶は残っているのですが、次第に慣れて楽しく過ごしていました。

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【父の「あたり前方式」という考え方】

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