加えて、もし短期間で転職を繰り返すようになってしまうと、いわゆる「ジョブ・ホッパー」という烙印を企業側から押されてしまいます。この状態に陥ると、転職活動はますます大変になります。
ジョブ・ホッパーの指標は多くの場合、その人の年齢のふた桁目以上の転職経験があるか否かといわれています。
つまり、20代で2社以上転職経験がある場合、3社目として転職しようとしている企業に書類選考が通りづらくなってしまうという事態が発生します。
「若いうちはいろんな仕事にチャレンジしたほうがいい」と言われている一方で、実際の採用現場では、落ち着いて長く働いてくれそうな人が選ばれる傾向が強いのも現実です。
転職回数は事実として履歴書に残り続けます。いくら新しい仕事への意欲や熱意を語っても、それだけではカバーしきれない評価の軸がある、ということを知っておきましょう。
「辞める」決断の前にやるべきこと
そうはいっても、早期離職が悪いわけではありません。それは断言します。
ときには人生を前に進めるための必要な選択でもあります。そしてどんな選択をしても、それを納得のいくものにしていけるかどうかは、その後の本人次第です。
しかし、その決断の前にやるべきことがあります。それは「自分の辞めたい理由」、つまり、「今の職場のモヤモヤの内容と原因をしっかりと見極めること」です。
これがないまま“勢い”で会社を辞めるのは一番の悪手とも言えるでしょう。
実際、中途採用の面接官の多くが見ているのは「早期に辞めたこと」よりも「なぜ辞めるに至ったか」「それまでにやれることはやったか」「辞めた経験から何を学んだか」「次に何を望んでいるか」という点です。
みなさんはこれらの質問に答えることができるでしょうか。
まずは自分の中で辞める理由を整理して、次のキャリアに何らかの意志を持ちましょう。
