これだけ多くの人が早期離職している中で、知っておくべき衝撃の事実があります。
実は、早期離職後に正社員として転職できるのは全体の半分にとどまります。
データを見ると、4人に1人は非正規社員(契約社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイトなど)として転職。そして約1割の人は現在働いていないという結果でした(※2)。
再就職のシビアな現実
この結果をどう捉えるかは人それぞれですが、データを見ると同じ正社員として転職するのはなかなかハードだという印象を受けます。
また非正規社員の場合、一般的にもらえる給与額は正社員には及ばないことが多く、正社員の6割ほどしかありません(※3)。
そして非正規社員は、その雇用の不安定さゆえに、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼすという研究結果もあります。
もしかしたら「こんな会社、辞めてやる!」と感情が高ぶって「すぐにでも辞めたい!」と考えている人がいるかもしれません。
ただ、このデータを見ると、早期離職は必ずしも良い結果をもたらすことばかりではないということを、一度冷静になって考えてみる必要がありそうです。
さらに中途採用の転職活動は、新卒採用と比べてもかなりハードです。
まず中途で転職活動をする場合、すでに社会に出ている分、新卒の時よりも成果や実績をシビアに見られます。
新卒就活で「成果」は大きな比重を持ちません。それよりも「この人は将来伸びそうか」「素直に吸収してくれそうか」「これから大きく成長してもらえるか」というポテンシャルで評価をされます。
しかし中途採用の転職活動となると「この人は今までどんな仕事をしてきて、どれくらい実績を残したか」という成果主義で評価されます。
もし早期離職していれば、前の会社での在籍期間は自動的に短くなります。すると、その分積める経験も制限されます。実績の少なさから、転職活動に難航しがちなのは事実です。
採用側は「短い在籍期間しかないということは、濃い業務経験がなく、十分なスキルやノウハウを積み重ねられていないのでは?」と懸念します。
もちろん短期間で濃密な経験をしている人もいるでしょう。
しかし、そうした自分の価値をきちんと言語化して他者に伝えられるでしょうか。中途の書類選考や面接ではそういったスキルも求められます。
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【こうした失敗に陥らないためには?】
