わが家のモルモットたちが次々と死んでいったとき、ぼくにはその理由がわからず、何もしてやれませんでした。比較的長く生きた1頭についても、結局、死因はわからないままです。
彼らに何もしてやれなかったという後悔は、20年以上経った今も消えていません。
だからこそ、獣医病理医となった今、自分のもとに持ち込まれる動物たちについては、「なぜ死んだのか」をできるかぎり明らかにしたいと思っています。
モルモットの死を経て
自分が飼っていたモルモットにはできなかったことを、せめてほかの動物たちにはしたい。ぼくにとって病理診断は、そんな思いに支えられた仕事でもあるのです。
