「『ダウンタウンDX』のように、ダウンタウンが芸能界を取り仕切る演出を『DOWNTOWN+』でも求められています。ただ、やっていきながら見えてくるものだと思います」
ネットがバラ色というわけでもない
テレビと配信では、作り方の前提が違うという。
「テレビの場合は番組の途中から見る人もいる。だからわかるように幾重にもわたって説明したり、テロップを入れたり。配信って、お金を払って登録して、見たいコンテンツを見るものです。テレビも昔は、見たい人が見てくれたらええもんやったように思います」
テレビには、たくさんの人が同時に共感する時代もあった。だからこそ「昔のテレビは良かった」という言い方をされることも多い。ただ、西田はそれを単純な「過去の話」とは捉えていない。
「テレビに長くいたから悪く言いたくない、というわけでもないんです。今が悪いわけじゃないと本当に思っています」
そう前置きしながら、西田はテレビの世界を早く離れる若い人たちに、思うところがある。
「せっかくテレビ局に入ったんやったら、自分はこれやねんっていう番組をこだわって作ってから辞めたほうが、バリューは上がると思うんですよ。テレビは今でも自分のバリューの1つを出せる場所やと思っていて」
西田がそう思うのは、ネットの厳しさも見ているからだ。
「テレビも視聴率というものがあるけれど、ネットの世界はKPIとか数字とか言われて、自分がやりたいことよりも“どんなコンテンツが見られるのか”っていう話になりがちやと思うんです。若い子は特に自分のバリューがわからないまま、“ネットの世界ではこうやから”っていう中で作らなあかん。そこで自分なりの世界観を作るなんて、めちゃくちゃ大変なんちゃうかな」
もっとも、西田はネットを否定しているわけではない。
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【「コンテンツのバリューはテレビの方が作りやすい」】
