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私立小にもランドセル「だけではない」選択、じわじわと 「学校指定カバン」で実績上げる奈良の縫製企業

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“進化型”ランドセルのベースモデル
「人工皮革×ナイロン」による“進化型”ランドセルのベースモデル(写真:ダイワホーサン)
  • 岡 真裕美 大阪大学大学院人間科学研究科安全行動学研究分野 特任研究員
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加えて、子どもたちを取り巻く環境の変化や、各学校のニーズに寄り添う商品開発も喜ばれている。

タブレットを衝撃から守る専用ポケットや、水漏れを極力防ぐ水筒用ポケットなどのほか、「読書の時間」を設けている小学校からは、本を入れるポケットを加えてほしいなど細かな要望もある。

また、私立小は電車通学の児童が多く、通勤ラッシュの中、硬く箱型のランドセルは容積をとる。特にランドセルを背負って複数人で乗車していると他の利用者からのクレームにつながりやすいことから、柔軟性があり、状況や中身に応じて厚みが変わるリュックタイプが喜ばれているのだ。

「人工皮革×ナイロン」による“進化型”ランドセルのベースモデル。これをもとに各校のニーズを反映させたオーダー品を作っている(写真:ダイワホーサン)
カラー、ファスナー位置、ポケットの種類等は学校と相談しカスタマイズしていく(写真:ダイワホーサン)

ジェンダー、防犯…時代を反映したデザインに

カバンの「ビジュアル」においても時代を反映した要望がある。

これまでのランドセルの高級感を損なわぬよう、かぶせ部分を人工皮革にしたランドセルタイプのデザインが人気。色はジェンダーレスのネイビーや黒を選ぶ学校が多く、カラフルな商品がずらりと並ぶランドセル市場とは少しトレンドが異なっている。

さらに、防犯目的で校章を黒のカバンにネイビー、黒のカバンに黒で入れるといったような、目立たせないデザインが近年の“Quiet Luxury(控えめだけれど上質な高級感のこと)”が好まれる傾向とも重なり、支持されているという。

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【ランドセルだけではない選択肢も柔軟に】

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