そこで、中学の学校カバンのノウハウを生かし、撥水機能のある生地を使用し、本体上部にファスナーを取り付けた学校カバンを作成した。細部も学校のニーズを反映したデザインにしたところ、これが喜ばれ、採用に至った。
このカバンが東京の私立小学校の校長会で話題に上がり、他校での採用につながっていった。通学時の小学生が背負うカバンを見た学校関係者が製造元を調べて会社に問い合わせが来たケースもある。
同社がデザイン、製造したランドセル型リュックを採用する私立小学校は徐々に増加。私立小学校のためのフルオーダー学校カバン「GRANSEL」として展開を始めた。
2026年4月現在、東京で5校(インターナショナルスクール含む)、大阪・兵庫の2校で採用されており、今後、東北や中国地方の私立小学校でも採用が予定されている。
電車通学を想定したニーズなども
広報担当者によれば、同社に問い合わせをする学校は従来のランドセルからリュックタイプへリニューアルを検討しているケースが多いという。学校からはどんな要望があるのだろうか。
まず生徒の身体への負担を軽減するためこれまでのランドセルより軽いこと。しかし、近年はランドセルの軽量化が進み、実は同社の私立小学校用学校カバンはモデルタイプの場合、人工皮革ランドセルと比べ数十グラム軽い程度でしかない。
では何が喜ばれているのかというと、身体に荷物が密着し背負った際に重さが分散され「軽く感じる」「負担が少ない」設計なのだという。
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【どんなカバンなのか?】
