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〈書評〉『世界は負債で回っている』『インフレの時代 賃金・物価・金利のゆくえ』『学力神話の解体』

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ブックレビュー『今週の3冊』

[Book Review 今週のラインナップ]

・『世界は負債で回っている』

・『インフレの時代 賃金・物価・金利のゆくえ』

・『学力神話の解体 ガラパゴス化する中学受験・大学受験での「実力」の育て方』

『世界は負債で回っている』リチャード・ヴェイグ 著、井坂康志 訳(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔

「無限の政府債務」推奨せず 民間部門の負債こそ重要だと指摘

経済成長の正体を、負債、すなわち借金に求める分析が一貫して展開される。とくに、経済論壇で争点になりやすい政府部門の負債ではなく家計や企業など民間部門の負債こそ重要なのだと、著者は繰り返し指摘する。

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確かに、1980年代後半以降の日本のバブル崩壊やこれに伴う金融危機は企業部門の過剰負債に起因するものだった。2008年以降の金融危機は家計部門の過剰負債に起因していた。この間、政府部門の負債も増え続けたが、それ自体が危機を引き起こしたわけではなかった。

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