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池上彰が警鐘、フェイクに惑う中高年と危うい「ネット正義」の正体《フィルターバブルに気づけない人たち》

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フェイクニュースや誤情報はなぜ拡散されるのでしょうか?(写真:pu- / PIXTA)

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「法律は、社会の最低限のルールに過ぎません。不条理な世の中を生き抜くための本当の武器は、あなたの外側にあるルールではなく、あなたの内側にある教養と倫理です。
かつての日本人は「お天道様が見ている」という言葉を大切にしてきました。誰が見ていなくても、自分の良心に恥じない生き方をする。この気骨ある生き方こそが、迷いの中にいる私たちにとっての、もっとも確かな処方箋になると私は信じています」
そう語るのはジャーナリストの池上彰氏。法の網を抜けるAI犯罪、止まらぬ政治腐敗。憲法公布80年の節目に池上氏が解き明かす「法の限界」と「正義の行方」とは? 本記事では池上氏の著書『法で裁けない正義の行方』より一部を抜粋し、フェイクニュースに惑わされず真偽を判断することの大切さや、ネット上で"正義"を振りかざさないことへの注意などについて解説します。
【あわせて読む→】フェイクと詐欺があふれる時代に池上彰が怒った——SNS型投資詐欺とニセ警察詐欺の深刻実態《日本は対策がまだ甘い》

デマを見抜けない中高年

フェイクニュースを見抜けない人は、中高年層に多いという状況があります。

国際大学の山口真一准教授らの調査(2023年)「偽・誤情報、陰謀論の実態と求められる対策」で、政治関連のフェイクニュースを見抜けた人は、20代21.4%、30代19.2%、40代16.7%に対し、50代は6.5%、60代は8.5%と、50~60代が最も少なかったという結果でした。

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【定年退職した父親はなぜネトウヨになった】

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