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池上彰が警鐘、フェイクに惑う中高年と危うい「ネット正義」の正体《フィルターバブルに気づけない人たち》

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フェイクニュースや誤情報はなぜ拡散されるのでしょうか?(写真:pu- / PIXTA)
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またSNSで、自分が発信した意見と似た意見ばかりが表示され、反対意見は表示されず、偏った意見や思想が増幅していく「エコーチェンバー」現象もあります。こうした現象を知らない人が、ネトウヨなどにはまってしまうというわけです。

新聞やテレビなどのオールドメディアであれば、それぞれの意見を並列するため、「世の中にはいろいろな考え方があるんだな」と自然に伝わるのですが……。

実際、あるとき韓流ドラマ好きの女性と話をしていると、「LINE NEWSをよく見ているんだけど、最近はみんなとにかく韓流ドラマが大好きなのね、韓流ドラマの話題ばかり送られてくるわ」と言うので、苦笑しました。

「あなたが韓流ドラマの話題ばかり見ているから、アルゴリズムでそうなっただけだよ」と教えると、「なるほど、それで疑問が解けた。世の中にはこんなに韓流ドラマを好きな人がいるのかと思い込んでいた」と言っていました。

善意で偽情報を拡散してしまう

この辺の事情はむしろ若い人のほうが理解していて、中高年とはずいぶん違います。

思い込んでしまった中高年に、子どもが「それは間違っている」などと頭ごなしに言うと、ケンカになることもあります。「インターネットはこういう仕組みになっているんだよ」と優しく説明をしてあげる、あるいは第三者に教えてもらえる機会を用意する、といったやり方で教えてあげてほしいと思います。

先述の山口准教授らの調査では、フェイクニュースを信じている人ほどそれを拡散し、またメディアリテラシーや情報リテラシーが低い人もフェイクニュースを拡散することが明らかになっています。

リテラシーの低い人は、ネットで出てくる話題をまず信じてしまい、ある種の善意で「これは拡散しなければいけない」と思って拡散してしまうわけです。

リテラシーの高い人は、「びっくりする話だけれど、これは本当かな。確認が取れるまで自分は拡散しないでおこう」という判断ができます。

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【「マスゴミ」と見下す人たち】

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