「自分の長所を見つけよう」は効果ない?自己肯定感を高めようとする人の"落とし穴"

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ですから、その片面だけを「良いこと」だと見なし、それをもっているから自分を認める、という気持ちになれたとしても、その正反対の面があることも知っていますから、自己否定は続きます。

それでは本当の解決にはなりません。やはり浮き沈みの激しくもろい自己肯定感になります。

④他人を見下したり、自分がいかに優れているかを考えたりする

「自分の長所を見つけ、自分をほめる」と共通する方法で、「他人を見下すことによって自分は優れていると感じる」という方法も、多くの人が使います。

他人と比較することで自分の優れた点を際立たせれば、そのときには得意な気分になれるかもしれません。しかし、優れていない点もあることを自分で分かっているので、自己否定はそのままです。

もし、他人を見下すことによって自分を本当に認めることができるなら、いつも人を見下している人は、自己肯定感が高く、自分を愛する人になっているはずです。実際にはその反対である場合が少なくありません。

人を見下す人のなかには、内心では自己肯定感の低さや自信のなさを抱えている人もいます。なぜでしょうか。その理由について詳しくみてみましょう。

実は、劣等感と優越感は同居することがあります。つまり、自分を責めてしまう、自己肯定感が低い、自信がない、自分を好きになれない、と悩む人は、隠れた優越感が強く、人のことをしょっちゅう批判したり見下したりしている場合があります。他人の悪口が多い人ほど、自分のことが好きではなく、自分への否定感、劣等感が強いこともあります。自分自身への否定感の強い人は、人前では悪口を言わないとしても、心のなかではしょっちゅう人を批判していたり、人への軽蔑心が強かったりするものです。

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