灘高校→防衛大入学 "東大への淡い未練"抱えた彼が、規律と訓練で「勉強に集中ほぼ不可能」な防大で仮面浪人を選んだワケ

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こうして大前さんは、仮面浪人をしていることをいつ上司に報告されるか不安に思いながら受験生活を始めました。

夏の帰省で両親に東大受験することを話し、9月から本腰を入れて勉強を始めた大前さん。自習時間や消灯時間を使いなんとか勉強時間を確保しました。

「最初の模試がD判定だったので、受験に本腰を入れるかどうかも迷っていたんですが、仲が良かった東大の友達と彼女が応援してくれたこともあって、本気で目指してみたいと思うようになりました。

行事も訓練もいっぱいあって、どうやっても勉強に集中するのは不可能でしたが、やれる時間はすべて勉強していました。隊舎のルールで朝6時に起きて夜12時に寝るのは決まっていたので、気が抜けることはないという点ではいい環境でした」

行事も訓練もいっぱいあって、どうやっても勉強に集中するのは不可能でした(写真:大前さん提供)
行事も訓練もいっぱいあって、どうやっても勉強に集中するのは不可能でした(写真:大前さん提供)

センター試験の結果は9割に満たずに現役の時よりも落ちましたが、東大文3に出願した大前さん。しかし、「あまり良くはないやろう」と手応えを感じることはなく、結局最低合格点から20点差で不合格になってしまいました。

「現役の時は受かったと思っていたんですが、2回目の受験は自信がありませんでした。自信はないなりに東大を受験はしたので、防大の辞め方を検討していました。結局落ちたんですが」

軽い気持ちで仮面浪人するべきじゃない

2回目の東大受験も不合格になった大前さん。しかし、「勉強で失敗したから、自分は勉強以外で頑張ろう」と踏ん切りがつき、少林寺拳法を本気で続け、防衛大学校をストレートで卒業しました。

大前さんは、自身の浪人生活を振り返って、「仮面浪人は軽い気持ちでやるべきではない」と考えます。

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