近所で問題ないなら、もう少し遠くへ行ってみよう。上下セットで福岡の繁華街、天神へ出かけてみた。
ここで、あることに気づく。街を歩くスウェット姿の人たちをよく見ると、みんなオーバーサイズでダボっと着ている。女子高生も制服のスカートの下にスウェットを履いている。太くてゆるめのパンツが多い。
前編でトライアルの開発担当、岡村さんが話していたように、パンツは太めがトレンドらしい。ひざあたりが丸くダボっとカーブしたスウェットを履いている人や、太めのパンツの裾を絞ったスウェットパンツを履いている人も見かけた。
街で見かけたスウェットスタイルは、筆者自身の着こなしとはずいぶん違っていた。街に出て、自分のスウェット姿をあらためて振り返ると、一周まわって部屋着に見えた。決してピッタリサイズではないゆとりあるMサイズなのだが、あくまでもジャストサイズ。そのジャストサイズのスウェットが、周りと比べたときに、パジャマっぽく見えたのだ。
ファッションよりも、"着心地"
こうして振り返ると、着心地を確かめるつもりが、いつの間にかおしゃれな着こなしに躍起になっている自分がいた。着心地は大事。でも、ちょっとくらいおしゃれもしたい。かといって、トレンドのダボダボのスウェットには手が出ない。
前編で岡村さんは言っていた。パンツを太めにしたら若い層には売れたが、もともとスウェットを購入してくれていた40代から50代の売り上げが落ちたと。40代後半の筆者は、どんぴしゃりでその世代だ。
太すぎず締めつけもない、ちょうどいいシルエットのパンツは、私にとってカジュアルにもきれいめにも履ける逸品なのだ。
「ファッションよりも"着心地"をとります」と岡村さんは明言していた。まさに筆者自身もそうだ。ファッションよりも、着心地。





















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