「部屋は狭くていい。固定費は下がるし、掃除も楽」と思っていたが…「狭すぎる25㎡の部屋」で老夫婦を襲った"困難"

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洗濯機置き場は外にあり、疲れている日や雨の日にベランダで洗濯するのはハードルが高い。年を重ねれば、室内と屋外の温度差や、サッシの段差など、小さな負担が無視できないものになっていくはずです。

トイレが一緒になったお風呂場は、浴槽に高さがあるため、足の不自由な夫は現在は介護保険でレンタルした突っ張るタイプの手すりで入浴できていますが、さらに障害が進行することがあれば、プロの介助に頼らざるを得ません。

住環境は、加齢とともに難しくなることも

押し入れベッド
6畳間にベッドを置くと、居住スペースが確保できないため、押し入れをベッドにDIY(筆者撮影)

若ければ問題ないことが、年を経ると障害になる。布団の上げ下ろしは腰に負担がかかるため、ベッドを使いたい。コタツやちゃぶ台など床に直接座る生活は、膝が弱ると立ち座りがおっくうになり、ダイニングテーブルと椅子がかかせなくなります。

こうした変化に対応するためには、どうしても場所を取る家具が必要です。つまり、年齢を重ねるほど「場所を取る暮らし」へと変わっていくのです。

極端に狭い家での暮らしを経験したからこそ、「どこまで減らせて、どこからが無理なのか」という境界線が見えてきました。25㎡でも生活は回る。これは間違いありません。ただしそれは、ひとつひとつ検討を重ねた、かなり綿密な工夫と、ほんの少しの我慢のうえに成り立っています。

「年を取れば無理が利かなくなる」と言いますが、無理を前提にした住まいは、やっぱりどこかで息切れしてしまいます。では、がんばらなくても心地よく暮らせる広さとはどのくらいなのか。後編ではそのあたりを、もう少し具体的に考えてみます。

【後編はこちら】「しまった、2人暮らしで25㎡は狭すぎる…」 85㎡→50㎡→30㎡と引っ越してきた夫婦がたどり着いた「終の住処」の条件

小さく暮らす

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大木奈 ハル子 ブロガー・ライター

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おおきな はるこ / Haruko Ookina

40代のサブカル好き主婦ブロガー・ライター。東京都港区の、狭くて古い(30平米築50年)ボロマンション在住のミニマリストで、夫と猫と同居中。趣味はチェーン店の朝メニュー食べ歩き、特技は節約とDIY。日本聴導犬協会の、子犬預かりボランティア活動中。著書に『台所図鑑』(大和書房)がある。テレビ出演は『マツコの知らない世界』『THE TIME,』(ともにTBS系)、「朝メシまで。」(テレビ朝日系)、『旬感LIVEとれたてっ!』(関西テレビ)など。『東洋経済オンラインアワード2023 クリエイティブ賞』受賞。アメブロ公式ブロガー。
アメブロ:https://ameblo.jp/1room2live/
朝メニューブログ:https://865.games/
X(旧ツイッター):@tei_nai

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