「部屋は狭くていい。固定費は下がるし、掃除も楽」と思っていたが…「狭すぎる25㎡の部屋」で老夫婦を襲った"困難"

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経済的な余裕が生まれたことで、日々の暮らしにも自然とゆとりが生まれました。小さな住まいは、不便さ以上に、暮らしと気持ちの両方を軽くしてくれます。

小さな暮らしの軽やかさにハマった私たちは、結婚10年で引っ越しを繰り返し、85㎡→50㎡→30㎡→25㎡とどんどん住居を狭くしていきました。

30㎡までは「部屋は狭くていい。固定費は下がるし、掃除も楽になった」「一石二鳥どころか、一石何鳥あるのかしら」なんて思っていた私。しかし、25㎡になると、さすがに"限界"の2文字が見えてきました。

結論:25㎡で2人暮らしは狭すぎる

家具を撤去した1K
居室6畳とキッチン3畳。昔からよくある1人暮らし向けの間取りをDIYした(筆者撮影)

今住んでいるのは、25㎡の部屋。夫婦2人と中型犬で25㎡の家で暮らすのは、はっきり言って狭い。とはいえ、まったく不自由かというと、そうでもありません。日常生活は問題なく回っています。

ただ、その裏側では、細かな調整の積み重ねがあります。少しでもサイズを誤ると、動線が崩れてしまうため、収納ラックの奥行きや流し台の幅など、引っ越し前に家具や設備を1cm単位で検討しなければなりませんでした。また、収納スペースに収まる分以上を持つと一気に部屋にモノが溢れ出すため、所有できる物の量は大きく制限されます。

さらに狭さによる弊害は、加齢にじわじわ効いてきます。我が家のキッチンは幅が110cmしかなく、まな板を置いてしまうと作業スペースはほとんど残りません。

凝った料理は最初から諦め、鍋やうどん、汁物、炒め物など「簡単な料理しかしないと割り切れば大丈夫でしょ」と思っていたのですが、視力の低下や手先の精度が衰えるにつれ、包丁を使う作業そのものが、だんだん難しくなっていくはずです。

次ページ年齢を重ねるほど「場所を取る暮らし」へと変わっていく
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