「部屋は狭くていい。固定費は下がるし、掃除も楽」と思っていたが…「狭すぎる25㎡の部屋」で老夫婦を襲った"困難"

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夫は夫で、「広ければ広いほどよい」「高ければ高いほどよい」という価値観の持ち主。前の結婚で購入した4LDKのマンションに、離婚後も1人暮らしを続け、さらに月に1度か2度しか乗らないベンツのスポーツカーをローンで購入。ローンの返済に追われ、貯金は常にゼロでした。

そんな私たちが結婚を機に、人生を立て直すべく、一念発起。固定費の削減に取り組むなかで、狭い家へと住み替えることになり、私はCDを整理し、夫は家と車に区切りをつけました。

多くのお金をかけてきたこともあり、決断までにはそれなりの時間を要しすことになりました。特に夫は「ここまで支払ったのにやめるのか」という気持ちが強く、最後まで迷いが消えなかったように感じます。お互いに「結婚ハイ」がなければ、きっと踏み出せなかったはずです。

狭くしてわかった、暮らしの変化

ベンツのスポーツカー
独身時代に貯金ゼロだった夫。愛車はベンツのスポーツカー(筆者撮影)

実際に大切にしていたあれこれを処分してみると、喪失感はほとんどなく、拍子抜けするほどあっさりしていました。逆になんだかスッキリするまであり、それまでの不安は何だったのかと思うほどです。

冷静に考えてみれば、1日1枚CDを聴いたとしても、1年で365枚。今考えれば「1000枚もいらないよね」と気がつきます。月に2回しか乗らない車も、1回あたりのコストに換算すると、タクシーで移動した方ほうが何倍も安あがりです。そう思うと「持っていること」そのものに価値を感じていた自分に気づかされました。

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