「こんなママでごめんね」と泣いていた私のイライラや不安が消えたメモの書き方

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では、実際の事例を見ていきましょう。

事例:「朝、子どもの支度が遅いイライラを何とかしたい!」

状況
4歳の女の子のお母さん・Mさんは、小学校の先生をしています。毎朝、のんびりしていて思うように支度をしてくれない、すぐ不機嫌になって気持ちの切り替えに時間がかかる娘にイライラしてばかり。

「ほら、ごはん食べて!」
 「お着替えの時間だよ!」
 「なんでこの靴下じゃだめなの⁉」
 「もう! 遊んでないでバス停へいくよ!」
 「早く歩いてよ!」

そんな言葉をかけ続けて、やっとのことで送り出しては、どっと疲れが押し寄せる毎日です。この状況を何とかしたい。イライラの原因とすぐにできる対処法を見つけるために、メモを書きました。

この事例の場合は、子どもが起きてから幼稚園バスに乗って行くまでのいつものパターンを思い浮かべながら、できるだけ具体的に書き出しました。

「本当の気持ち」を深掘りする

寝る前5分 イライラ・不安がスーッと消える お母さんの感情整理メモ
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このような視点から、Mさんは「次の一歩」として以下の3つの解決策を挙げてみました。大事そうな順、またはすぐにできそうな順に、優先順位をつけていったのです。

①できていることは、ちゃんとほめるようにしよう。

②服選びは、前の日に子どもと一緒にすることにしよう。

③バス停まで楽しく行ける工夫をして、着いてから一緒に遊ぶことにしよう。

Mさんの言葉や態度が変わり、本当の気持ちを繰り返し伝えていったことで、子どもも少しずつ納得して動いてくれるようになりました。もちろん、うまくいく日ばかりではありませんが、自分が何にイライラしているのかよくわからず、どうしたら良いかもわからなかった日々に比べたら、だいぶ心穏やかに子どもを送り出すことができるようになりました。

自分では大したことのない、ちょっとした日常のイライラ・モヤモヤだと思っていたことも、このように丁寧に見ていくと、とても大切な「本当の気持ち」が隠れていることがあります。自分の気持ちを深掘りし、ちょっと視点を変えてみることで、気づくこともたくさんあります。

佐野 雅代 元裁判所書記官、英語発音指導士

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さの まさよ / Masayo Sano

神奈川県出身。上智大学法学部国際関係法学科卒業。裁判所書記官として、横浜地方裁判所の民事部にて法廷内でのできごとを調書にまとめる仕事を行なう。「公証官」とも呼ばれる、いわば「国家が認めたメモのプロ」。書記官としての約12年間を通じて様々な種類の文章を作成する。その後、2人の子育てをする中で、小さいうちから言葉の力を伸ばすことの重要性を実感、裁判所を退職し、一般社団法人国際英語音メンタリング振興会を設立。現在は、「音から言葉の力を伸ばす英語発音指導士」として、歌と絵本で学ぶ発音講座、おうち英語講座、英語の読み書き講座、女性のためのライティング講座などの運営や、講師の育成を行っている。

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