「5時に夢中!」炎上が示したテレビの課題、"深夜ラジオの悪ノリ"を地上波で再現するリスクなぜ止められなかったか
その結果、これまで各局で、いくつものトラブル事例が起きている。MXでも19年に放送された番組で、制作会社からの“優勝賞品”である高級車の未送付、出演者へのギャラ未払いなどが報じられ、話題になった。
また17年には、時事を扱うトークバラエティー番組で、沖縄の基地問題を取り上げた際の内容が批判を浴び、BPO(放送倫理・番組向上機構)で審議入り。これも外部制作の「持ち込み」だったが、当該放送における考査は適性でなかったと、BPOの放送倫理検証委員会は結論づけていた。
なお「5時に夢中!」は持ち込み番組ではなく、自社制作の看板番組だが、同様にチェック機能に限界がきていた可能性はある。筆者はこの点を理由に、今回のことについて擁護するつもりはないが、地方局が抱えるリソース不足の問題は、頭の片隅に置いておく必要があるだろう。
可視化・記録・拡散される時代に逃げ場なし
ラストの要因は「可視化・記録・拡散される時代性」だ。今回のケースでは、Night Tempoさん本人の目に届き、反応ポストが拡散され、事態が大きく動いた。こうした流れは、SNS時代ならではだ。
先ほど、“名前イジり”の系譜として、ラジオの深夜番組について触れた。ただラジオでのこうした悪ノリは、長年「ここだけの話」として、パーソナリティーやリスナーの共犯関係のもと、情報が表に出ることが少なかった。
しかし、今radikoのタイムフリー機能を使えば、聞き逃した番組を楽しむことができるようになった。つまりはラジオ番組もまた、記録・拡散されやすい状況になっているのだ。





















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