10万円切りの「MacBook Neo」を徹底検証 iPhoneチップ搭載の格安Macはどこまで使えるのか、割り切り仕様の実力を探る

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メモリが8GBというのも制約だ。

たとえば、Zoomなどのビデオ会議をしながらたくさんのドキュメントを開くとか、PhotoshopでもRAW画像を大量に処理するとか、メモリに制約があると、こうした多くの処理を同時に並行で行うのが難しくなる。また意外に大量のメモリを食うのが、Chromeである。

ブラウザにChromeを使って多くのタブを開くことは、8GBメモリでは処理速度を落とす原因になる。macOSの場合、フリーズするわけではないが、パフォーマンスが低下し、レインボーカーソルが出やすくなる。

ストレージは256GBと512GBのみだ。

1TBが欲しいという声もあるが、そうした場合はMacBook Airを使うしかないだろう。パソコンを使い始めたばかりの人なら、そこまでの容量は必要としないだろうし、セカンドマシンとして使うのならデータは主にクラウドに置いて運用するのが良いだろう。

SSDの読み書き速度を計測してみたが、書き込み1444.7MB/s、読み出し1593.2MB/sと速度はそれなりに速かった。用途を考えると十分なはずだ。

ハードウェアも細かく機能を削っている

ポートはUSB-C×2とヘッドフォンジャックのみ。M1のMacBook Airもそうだったが、USB-Cの1ポートを電源に使うと、残りは1ポートになるのは厳しいが、そもそも、外部ディスプレイやSSDなどをたくさんつないで使う人ばかりではない。ここも割り切ったポイントだといえるだろう。

どうしても……という場合はハブで分岐する手もあるが、そういうマシンではないということだ。奥側のポートのほうが高速なUSB 3なので、ディスプレイやSSDなどの高速なストレージをつなぐ際はそちらを使うこと。電源をつなぐ場合はどちらでも同じ。

充電速度はけっこう速い。15%の状態から50%まではわずか35分で充電できた。そこから80%までも35分。ただし、80%から満充電までは50分かかった。バッテリーを傷めないようにするため、満充電近くはゆっくり充電するようになっているが、空に近い時はかなりの速度で充電してくれるようだ。

MacBook Air M4(下)と、MacBook Neo。上端の角Rの取り方などで、MacBook Neoのほうが親しげな存在であることをアピールしている。MagSafeが設けられていないのも特徴(写真:筆者撮影)

本体重量はMacBook Airとまったく同じ。A18 Proの消費電力からすると、バッテリーも軽くできるはずだが、『Airより軽くするわけにはいかない』という配慮があるのかもしれない。本体サイズはMacBook Airより少し小さく、厚みはある。

キーボードはバックライトが省略されている。ここも意見の分かれるところではあるが、筆者はそもそもタッチタイピングであまりキートップを見ないので、まったく気にならない。それよりキータッチが若干違う気がする。触り比べるとMacBook Airのほうがカッチリして高級感がある。

従来のMacBook Air/Proとは少しキータッチが違う。MacBook Neoのほうが柔らかく、安っぽいといえばそうだが、親しみが持てる感じともいえる(写真:筆者撮影)
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