10万円切りの「MacBook Neo」を徹底検証 iPhoneチップ搭載の格安Macはどこまで使えるのか、割り切り仕様の実力を探る

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筆者の子供たち2人を見ていて感じたことだが、入学時点では3~4年になった時にどのぐらいの性能のマシンが必要になるかわかっている人はほとんどいない。

進路が変わることもある。ならば、1~2年と3~4年を分けて考えたほうがいい。仮に3~4年次に必要なパソコンがあるなら、その時に買ったほうが新鮮なスペックのマシンを使える。2年で乗り換えるのはもったいないと思うかもしれないが、9万9800円(学割なら8万4800円)なら、そういう考え方もできると思う。

また、仕事用途でも、日常の作業がドキュメント仕事を中心とした高負荷なものではないとわかっていれば、MacBook Neoでも大丈夫だと判断がつくだろう。

筆者は、普段からメインマシンのMacBook Proを持ち歩く生活をしているが、日常の取材時や、治安のあまり良くない国に行く場合もMacBook Proを持ち歩くことに若干の不安を感じていた。取材時だと、どうしても撮りたい写真がある時に、テーブルにMacBook Proを置いたまま少しの間離れたりすることもなくはない。

そんなシチュエーションで、MacBook Neoを使えたら気楽でいいかなと思ったのだ。

取材時の作業としては、写真の取り込み、ウェブでの調べモノ、テキストの取り込みができれば十分だから。今どき、AIを使った作業もするが、そっちはクラウド経由だからまったく問題はない。

SDカードスロットはないので、写真からデータを取り込む筆者はAnkerのUSB-C 2-in-1 カードリーダー(1490円)を別途購入した(写真:筆者撮影)

映像処理、多くの並行処理は苦手

では、MacBook Neoには何が足りないかをはっきりさせておこう。

まず、チップセットの演算能力が足りない。

MacBook Neoのチップセットは、昨年のiPhone 16 Proに搭載されたA18 Proだ。ただしGPUコアは5つのみで、iPhoneより性能の低いチップが搭載されている。ベンチマークをとってみたところ、マルチコアでの演算能力はM1搭載のMacBook Airを下回り、GPUのMetalスコアも下回る。

シングルコアでのスコアはチップの性能が向上しているため、MacBook Neoのほうがだいぶ高い。ローカルでのAI性能もチップの性能向上のおかげで全般に高く、Macで使う画像認識や音声認識などAIを使った作業では十分な性能を発揮してくれると思う。CPU/GPUの性能が少々足りなくてもAIのパフォーマンスは十分というのもまた今どきな性能配分だ。

Geekbench 6とGeekbench AIで計測。世代が新しい分、チップ単体の処理能力は高いが、GPUのコア数が少ないのがメタルスコアに表れている(写真:筆者撮影)
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