カバーするエリアは2026年2月末現在、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・福岡で、大阪、愛知、北海道、沖縄など地方の30支部が準備中。本部で依頼を受け、支部で依頼者の近隣から「頼ってさん」を派遣する。
ルールやサービスの質は、本部と緊密に連携しながら守っていく。
正式なサービス開始前の支部に相談があるなど、「実は都内より地方のほうが切実に求められているのではないか。各支部のリーダーさんや副リーダーさんが、現状では地元の子育て支援は充実していないのだと、おっしゃっています」と話すのが、育児119を立ち上げた株式会社なつのそらの石黒和希代表取締役だ。
切羽詰まったSOSが相次ぐ
特に多い依頼は「一緒に子どもを見てほしい」。「わかってくれる大人が同じ空間にいてほしい、と涙ながらに電話をかけてくる人もいます。ワンオペ状態が続き余裕がなくなった方が多いです」と話す石黒代表。
筆者が取材した日の前日にも、大泣きする赤ちゃんの声が聞こえる中、電話口の母親も大号泣している電話があった。30分後に駆けつけた「頼ってさん」に、「このまま私、消えようと思っていた」と話す女性は、やがて落ち着き「自分の命を守れました」と語ったそうだ。
「育児119は、『大切な我が子を守る』立場にある保護者を守ることに、一番重きを置いています」と石黒代表は説明する。
病児保育と家事代行をのぞく、育児に関わるサービスは基本的に何でも請け負う。
「リフレッシュしたい」「仕事がしたい」と依頼する人もいるが、先ほどの「そばにいて話をしたい」という人や、「買い物に付き合ってほしい」「体調が悪いので、他の部屋で休みたい」といった、一般的なベビーシッターが取りこぼしがちな利用目的が多い。





















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