関西でおなじみ「アラ!」の会社が貫く「ブレない」経営哲学《小さな弁当店も老舗も原料の未来も》「大切なもの」を守り抜く
すると、山本教授は「アラ!」を普段から愛用しており、面談を快諾してくれたという。
技術の社会実装を目指す山本教授と、供給の未来を切り開きたいブンセン。話を重ねる中で両者の方向性は一致した。こうしてブンセンは、陸上養殖の産業化に向けた取り組みに参画することを決める。
あおさのりの陸上養殖の産業化を目指して
2018年10月23日。田中社長は、海藻類の陸上養殖を手がける海藻ラボ(徳島県海部郡海陽町)を立ち上げた。設立時の資本金は100万円。
世界初という研究内容の性質上、ブンセン社内でも情報公開は限定的だった。そのため、田中社長は、人知れず新しい挑戦をスタートさせたという。
現地に社員が2名常駐し、太陽光を活用した養殖環境や、ろ過海水設備の改良、養殖方法の検証を重ねるなど、試行錯誤を続けてきた。
「陸上で育てたあおさのりは、海面のものとはまた違って、香りがとてもいいんです。海藻資源が減っていくなら、仕入れるだけに頼るのではなく、自分たちで育てるという選択肢も持たなければなりません。原料を作るところから関わっていこう、と。これも食品メーカーとしての責任の一つだと考えています」





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら