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"憧れの職業"に何が起きたか 「看護学校」定員割れの衝撃 「不要論」と「新たなニーズ」の間で揺れる准看護師という存在

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看護師の後ろ姿
看護師不足が医療に与える影響は大きい(写真:K+K/PIXTA)
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1996年にまとめられた「准看護婦問題調査検討会報告書」の「看護婦養成制度の統合に努める」という提言を受け、看護師の職能団体である日本看護協会は、准看護師制度を廃止して、看護師に一本化しようと動き始めた。

これに対し、廃止には慎重な姿勢を見せているのが日本医師会で、「地域医療継続のために必要」との主張を続けている。

しかし、以下に示すとおり現実は厳しい。

准看護師は必要なのか?

准看護学校の学生数はこの20年間で約70%減り、学生の募集を停止した学校もある。

だが、本当に准看護師は不要なのか――。筆者は看護師一本化に賛成の立場だが、一方で、次のような理由から准看護学校の存在価値があることも理解している。

実は近年、准看護学校に入学する学生の背景を見ると、とても興味深いことがわかる。2023年度のデータによると、准看護学校に入学する約65%が“社会人”だというのだ。昨今では学び直し、セカンドキャリアなどが注目されているが、看護もその範疇にあるということのようだ。

社会人が准看護師を目指す背景には、以下のように看護学校とは違うメリットがある。

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【地域医療は准看護師でいい?】

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