高市演説の言葉遊びとギフト批判に終始、世界的スキャンダル「エプスタイン」を知らない中道・小川代表の致命的な欠落

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18日の首班指名では、立憲民主党に所属する森ゆうこ氏や青木愛氏など小沢一郎氏に近い5人が1回目の投票で造反。中道・立憲・公明の3党が合意した小川氏ではなく、立憲民主党代表の水岡俊一氏に投じた。彼らは中道への合流に「公明党と一緒にやれない」と否定的で、小川代表のリーダーシップが問われる問題になりつつある。

「エプスタイン」の名前さえ知らなかった

「私たちは政治のど真ん中を歩む」

24日の代表質問で小川代表はこう述べ、左右の極論は「複雑な問題に即答があるかのような幻想を振りまき、人々の不安や焦りに寄り添う顔をする。一時的に心を軽くし、ストレスを発散させる錯覚を与える。だからこそ、強い魅力と感染力を持つ」と排した。

もちろん右傾化を強める自民党に対する批判だが、一方で政治スキャンダルに終始しがちな野党に対し、多くの国民が見放した点でもある。政治の浄化は必要だが、それを「興行化」してはいけない。国政ではもっと重要な問題を取り上げられるべきだ。そう思って13日の中道の代表選後の就任会見で、小川代表に質問した。

「エプスタイン文書問題や海外への乳児の養子あっせん問題など、日本人に深刻な人権侵害が生じているかもしれない問題に、さらに切り込むつもりはあるか」

エプスタイン問題
ジェフリー・エプスタイン氏(画面)をめぐる問題は世界規模のスキャンダルに発展している(写真:ブルームバーグ)

エプスタイン文書とは多数の少女への性暴行加害者として知られ、2019年に矯正施設で死去したジェフリー・エプスタイン氏に関する捜査資料で、アメリカ司法省はその半数近い350万ページを1月30日に公開した。欧米の有力政治家のみならず、王室も巻き込む国際的なスキャンダルで、数名の日本人の名前も含まれている。

だが、小川氏はネット上を中心に大きな議論を呼んでいる大問題にもかかわらず、「エプスタイン」という名前すら知らなかった。

しかし、立憲民主党は昨年、この件に関連して追及していた。同年2月の衆院予算委員会で、本庄知史議員(当時)がグローバル・スタートアップ・キャンパス(GSC)基金について質問している。

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