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メールの返信待ちは"給料泥棒"と同じ トヨタ流「たった5分の電話で30分の時間を節約する」仕事術

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  • 山本 大平 経営コンサルタント、F6 Design代表取締役
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特に、市場に新たな付加価値を生み出すようなクリエイティブな仕事では、取引相手との信頼関係がなければ、いい仕事はできません。

そうした人たちとのさまざまなやり取りのなかでは、「言った・言わない」の問題が生じることもときにはあるでしょう。

しかし、そのときには、「あれ、そうでしたか……。間違えてしまってスミマセン。では、改めて〇〇をお願いしたいのですが……」などと、いくらでも挽回が可能なはずです。

ごく小さなリスクに気をとられるあまりメールでのやり取りにこだわって、余計な時間をかけるのは合理的ではありません。

強引にでも相手の時間を分けてもらう勇気

ところが、電話でのコミュニケーションに苦手意識もあるのか、最近では些細なことでもとにかくメール(やその他のコミュニケーションツール)でやり取りしようとする人が少なくありません。

しかも毎回、ビジネスマナーをわきまえた超ていねいな文面で……。

ジェネレーションギャップも多少あるかもしれませんが、私が知るトヨタでは、「メールを送ったので返信待ちです」などと言おうものなら、「待っている間にクルマの開発は止まるんだぞ! さっさと電話して聞け、この○○(自主規制)ヤロー!」と管理職の強面なオヤジたちに怒鳴られていました(注意:いまは怒鳴ってはいないと思います)。

メールを1通書くのに数分かかるとして、メールを送って、相手がそれを確認するのを待って、返事を受け取り、こちらからの返信を再び出す。

この一連のラリーを行うのに、下手をすると、半日くらいかかることもありますよね? 場合によっては、相手が有給休暇をとっていると……。

ところが、相手に電話をかけて、強引にでも相手の時間を分けてもらう一瞬の勇気があれば、同じやり取りを、わずか数分で終わらせられることができます。かかっても5分です(笑)。

生産性を高めたいのであれば、この所要時間の差を馬鹿にはできません。

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【時間泥棒になりたくないばかりに…】

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