「"立ち入り禁止"の空き区画だらけ」「上層階は市役所やハロワに」…アクアラインの先にある「千葉の廃墟モール」苦戦の要因

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東京湾アクアライン
木更津から客足を運んでいったアクアライン(筆者撮影)

木更津そごうの撤退が引き金に

次なる転機が、核テナントである木更津そごうの撤退である。

バブル崩壊に伴い経営が傾いたそごうグループは店舗の整理に乗り出し、木更津そごうは00年3月に売り場を縮小した。残った売り場で営業を続ける予定だったが一転、4月に閉鎖が発表された。11月閉鎖予定であったがそれも早まり、7月に自己破産し、閉店した。

「アインス」の専門店テナントはそごうの閉店により売り上げが激減。撤退する店舗もあったが、多くの店舗は営業を続けた。電気代などの経費削減のために店舗を1・2階に集約し、ミニ店舗を貸し出して起業を支援するチャレンジショップをオープンした。

市も起業支援センターを誘致するなど再建を図っていた。しかし、40社に声をかけてもそごうに代わる核テナントの引き受け手は見つからず。3〜6階は閉鎖されたままであった。再建に奔走したものの、上手くいかなかった様子が浮かぶ。

「アインス」の運営会社である第三セクターの木更津都市開発もそごう閉店後に赤字が継続。水光熱費の支払いもままならない状況に追い込まれ、01年12月に破産した。テナントは自主運営で営業を続けた。

木更津市民は「アインス」を活性化させるべく、市が建物を取得しリニューアルするよう求めた。それに応える形で、03年に「アインス」の建物を木更津市が買い取り、04年に「アクア木更津」としてリニューアルオープンした。

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