20年前に東大が課した「まるで通訳試験」の衝撃。英語リスニング難問で浮き彫りになる"令和に求められる必須能力"
まず、カレン・ベイカーという名の学生がパートタイムの仕事の求人に応募し、その面接を受けているところから話が始まります。彼女が応募したのは、ユースオーケストラの運営チームの事務の仕事。このオーケストラが主催するサマースクールには日本からの参加者が多いため、日本語が話せる事務員を探している、とのこと。彼女は日本に1年留学した経験があり、多少なら日本語ができるということで、面接の最後に日本語のレベルを確認するテストを受けます。
さて、この問題はなんと、面接官が話す日本語の例文を、カレン・ベイカーが正しく英語にできているかを判断する、というものでした。
問題は全部で6問ありましたが、今回はその中から3つ紹介します。次の英語が元の日本語の適切な訳になっていれば〇、そうでなければ×で考えてみてください。
実際の試験では音声が2回流れますが、1つひとつの問題の間隔は2秒くらいしかないので、瞬時の判断が求められる難しい問題です。〇と×のどちらにも取れそうなものが多かったのではないでしょうか。
問題の答え
では、順に解説していきましょう。まず(1)の答えは〇です。
「約束を守る」はkeep one’s wordという受験英語の定番表現が使われているので、問題ありません。判断のカギになるのは「思わない」の部分です。「思わない=don’t think」だから×だと思った人は、もう少し柔軟な考え方を身につける必要があります。
doubtは「疑う」という意味で覚えている人も多いと思いますが、「疑う」をもう少し詳しく説明すると「~について、本当は違うのではないかと思う」ということですよね。そして「彼が約束を守るとは思わない」の問題文は、「彼が約束を守るというのは本当は違うのではないかと思う」とも言い換えることができます。したがって、〇だと判断できるわけです。




















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