というのも、所在地は「みえ川越IC」が三重県三重郡川越町、「みえ朝日IC」のほうも、三重郡朝日町(一部は四日市市)だからである。
「三重川越」「三重朝日」だと、たしかにちょっと重い気がする。なお、単なる「川越IC」は埼玉県の関越道に、「朝日IC」は富山県の北陸道にある。
東海環状道の「せと赤津IC」「せと品野IC」は、どちらも愛知県瀬戸市にあるインターチェンジだ。「瀬戸」は難しい読みではないので漢字のままでいい気もするが、やはり漢字4文字はちょっと堅いイメージになる。
これとは逆なのが、高知東部道にある「香南のいちIC」「香南かがみIC」「香南やすIC」だ。こちらは市名を漢字に、合併前の旧町名「野市」「香我美」「夜須」をひらがなにしてある。京都縦貫自動車道の「京丹波みずほIC」「京丹波わちIC」も同様の命名である。
自治体名ではない「まほろば」「ひまわり」
こうした地名の併記とは別の理由で、ひらがながインターチェンジ名につけられているところがある。「朝日まほろばIC」(日本海東北道)、「北竜ひまわりIC」(深川留萌道)などである。
この「まほろば」も「ひまわり」も地名ではない。「まほろば」はもともと「すばらしい」とか「住みやすい」といった意味を持つ古語で、美称や雅語として時折使われる言葉である。
「朝日」は、08年までは新潟県岩船郡朝日村だったことが由来の地名で、現在は村上市の一地域である。インターチェンジの近くには、市の観光施設「朝日みどりの里」があり、その中にある日帰り温泉が「まほろば温泉」となっている。
ちなみに、奈良県の西名阪道には「大和まほろばIC」がある。古事記には、倭建命(やまとたけるのみこと)が詠んだ歌として、「大和は国のまほろば たたなづく 青がき 山ごもれる 大和し うるわし」が載っており、そのため「まほろば」は大和国(現在の奈良県)の美しさを表す言葉として定着している。




















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