マレーシア経由で「欧米豪の難関大学」卒業!1000万円節約も可能な「コスパ最強の留学"新ルート"」を選ぶ日本人が急増、必ず求められる条件とは?

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小玉さんはADTPで2年学んだ後、アメリカのアリゾナ州立大学に編入。27年からのアメリカ本土での就学に向けて、現在はオンラインコースに在籍中だ。パソコンさえあればどこでも学べる利点を生かし、各地を旅しながら価値観をアップデートする日々を送っている。

「テイラーズ大学の学費は年間100万円弱、生活費は家賃込みで月10万円前後でした。アリゾナ州立大学の学費はオンラインコースが年間300万円程度、本土に行けば600万円以上かかります。これだけ費用に違いがあり、治安もよく多文化に触れることができ、編入制度もあるマレーシアを、欧米留学の前に経験しない理由はないと思います」(小玉さん)

マレーシアでは、交換留学も充実しており、提携先は140にも上る。学費はそのままで提携先の大学で学べる利点を生かす学生もいる。

「京都大学を退学してオーストラリアのモナッシュ大学マレーシア校に留学し、デンマークの大学に半年間留学した学生もいます。交換留学制度を利用すれば、在学中にいくつもの国で学ぶことも可能です」(斉藤さん)

求められる「本気で学ぶ覚悟」

注目度が急上昇しているマレーシア留学だが、斉藤さんは「決して甘い選択肢ではない」と語る。

「留学後に退学に至る原因のほとんどは英語力の欠如です。マレーシアの大学は入学基準が欧米より低めに設定されていることがありますが、それを鵜呑みにすると授業についていけません。学部入学なら最低でもIELTS6.0~6.5は必要です。入学後は日本の大学に比べて課題やプレゼンテーションが多く、勉強をやり切る覚悟も求められます」(斉藤さん)

日本の大学受験の結果が判明する毎年3月ごろに問い合わせが急増するそうだが、留学を成功させるには学生本人の主体性が不可欠だと斉藤さんは強調する。

「『志望大学に合格できなかったのなら留学を』と保護者主導で進めるケースは、なかなかうまくいきません。逆に、本人が留学を希望して主体的に行動している学生は成功します。留学することがゴールなのではなく、留学してからいかに本気で学ぶ覚悟があるか。そこを十分に検討しておくことが重要です」(斉藤さん)

東洋経済education×ICTでは、小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。
安永 美穂 フリーライター

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やすなが みほ / Miho Yasunaga

早稲田大学第一文学部卒業。教育系出版社で情報誌編集に携わった後、2003年にフリーライターとして独立。教育・子育て・キャリア・働き方などのテーマで、20年以上にわたって教育関係者や学生、社会人、企業等への取材・執筆を行う。子どもの成長に合わせて、保育・学童・学習・受験・就職などのテーマでも、保護者目線を活かした取材を続けてきた。その人ならではの「物語」を伝えることにやりがいを感じ、人物インタビューも数多く手がける。趣味は演劇・ミュージカル鑑賞。

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