成果は見えづらいが、実は「経営を支える」生命線…【企業の兵站】としてのバックオフィスの"誇り"

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信用されるデータは、信頼される支援線と同じく、組織を支える見えない柱です。正確さは単なる品質ではなく、組織の信頼を積み上げる礎となります。

(5)情報の活用・共有

集めた情報は、バックオフィスが利用目的に応じて"知的資源"に加工します。また関係者へフィードバックすることで、社内に情報が循環し、「武器」となるのです(図表2)。

(出所:『企業実務12月号』より)

たとえば、バックオフィスが怠や経費データを分析し、営業部門に「改善の見える化」を提供すれば、現場は自ら課題を発見できます。不要業務の洗い出しにもつながるでしょう。

情報がフィードバックされることで組織の知は流動し、学習し、成長を始めます。知識が流れるかぎり、企業は進化を続けます。

ここまで、情報の整理・収集・活用について述べましたが、注意したいのは、情報収集で陥りやすい"情報は多ければよい"という誤解です。多くの情報から必要な情報だけを見極めるには、情報を、

①必須情報=業務の遂行に不可欠な情報
②補足情報=改善や分析に役立つ情報
③参考情報=参照するのに有効な情報

に分けて扱うのが効果的です。また、優れたバックオフィスには、必要な情報だけを選ぶための「機動力」も重要です。そのためにさらに留意すべきなのが、「効率的」「正確性」「適切化」の三要素です。

最小の手間で(効率的)、誤りなく(正確性)、目的に即して(適切化)情報を収集・整備することを常に心がけるようにしましょう(図表3)。

(出所:『企業実務12月号』より)

他部署との連携・コミュニケーションのポイント

情報は人の信頼のうえに流れるものです。どれほど仕組みを整えても、関係が希薄なら情報は滞ります。

そのため、バックオフィス担当者には他部署との連携とコミュニケーション力が欠かせません。情報の活用に向けて、円滑な連携のための三原則は次のとおりです。

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