成果は見えづらいが、実は「経営を支える」生命線…【企業の兵站】としてのバックオフィスの"誇り"

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また、情報収集の依頼を行う際には、

① 情報の把握
② 依頼方法の選定
③ 依頼の工夫
④ フォローアップ

に留意します。

バックオフィスからの依頼で情報を取りまとめるのは、本来の業務とは別の業務になるため、回答しやすいよう工夫をすることも重要です(図表1)。

(出所:『企業実務12月号』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

注意すべき「情報は多ければよい」という誤解

(3)情報収集の仕組みの設計

情報は努力ではなく、仕組みの設計によって流れます。「誰が、いつ、どのような形式で情報を提供するのか」。この経路を設計することが、情報運用の基盤です。その設計には次の3点が欠かせません。

①共通フォーマットの導入=用語の共通化を反映して、入力項目や単位を統一
②共通軸の設計=顧客ID・案件番号・社員番号など、情報を結ぶ"識別軸"を設定
③責任とタイミングの明確化=「誰がいつ入力し、誰が確認するか」運用ルールを定義

これらが整えば、情報は"集めるもの"から"集まるもの"へ変わります。 部門間で連携が必要な業務についてはフローやマニュアルを整備し、スムーズに行えるように整えることも重要です。

(4)情報の正確性を担保

正確な情報は偶然には生まれません。情報の正確性は、仕組みにより維持される必要があります。具体的には、次の3段階で正確性を担保します。IT技術やAI技術の導入も有効です。

①入力時チェック=形式・桁数・必須項目を検証する仕組みを導入
②定期的な突合せチェック=重複や欠損を検出し、整合性を維持する仕組みを導入
③修正ルールの整備=誤りを発見した際の報告・修正ルールを明文化

こうした体制が整えば、バックオフィスの「信用」が築かれます。

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