135カ国を旅したトラベルジャーナリストが万博へ行ってみた《滞在編》。イタリア館1番get→モナコ館「7500円のコニャック」で締めた長い1日

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コモンズでは展示をほぼみないでスタンプ集めに没頭している人も多く見かけたが少しもったいないような気もした。ある意味で日本人になじみのない国ほど、そうした情報にふれるチャンスが少なく、相対的にそのパビリオンの価値が高いといえるのではないだろうか。

10時45分には3日目予約で確保していた関西館へ。激戦といわれる3日前予約だが、パソコンとスマホの2台態勢で22時前からログインし、0時と同時に何度かアクセス。エラーを出しながらも0時35分ごろ、なんとか確保できたのが関西館だった。

なお、このパビリオンは予約時間からかなり遅くなっても入れてくれるとのこと。もちろんパビリオンによっては時間厳守のところも少なくないので注意が必要だ。

関西館でのおめあては徳島県ブース。ここでは関西から徳島県までの高速バスや鉄道+フェリーを500円で利用できるクーポン「徳島県への招待状クーポン」を配布している。

徳島県まで500円で行けるクーポン
関西館の徳島ブースで徳島県まで500円で行けるクーポンを入手 *画像の一部を加工しています(写真:筆者撮影)

筆者が訪れたときはこのクーポンをもらうのに列ができていたが徳島県によれば開幕してから50日間に利用した人はのべ926人。クーポンをもらった人の96%以上はまだ使っていないことになる。予算消化次第終了とのことだが、現在のペースならまだ余裕はありそうだ。

筆者は「好きっぷ」という鉄道+フェリーのきっぷを購入した。大阪から南海で和歌山に移動し、そこから南海フェリーで徳島港へ。港についたところできっぷと「徳島県への招待状クーポン」を提出すると2000円を現金で渡してくれるというものだった。

なお、徳島から東京へは高知駅前観光が運行している日本初にして日本唯一の寝台バス「ソメイユプロフォン」を利用して7000円で移動した。現在徳島から東京までの寝台バスは月曜夜のみの運行だが、万博の帰りに利用するとついでに徳島観光(フェリー利用なら和歌山観光も)もできて非常にお得である。

今回バズったトルクメニスタンパビリオンは?

関西館を出ると11時30分。土曜で東ゲートから近いということもあり、会場内の混雑はピークに近づいていた。もはや並ばないとどこのパビリオンも入れそうにない。とりあえずトルクメニスタンパビリオンに並ぶことにした。

トルクメニスタン館
トルクメニスタン館(写真:筆者撮影)

筆者は2019年6月、トルクメニスタンへ総額200ドルという驚異的な低価格のツアーに参加している。現在もガイドを手配しないと入国できないこの国は「明るい北朝鮮」などとよばれるように独裁国家だが、日本人にはあまりなじみがないといえるだろう。この「マイナー」な国のパビリオンの人気がなぜか高く、筆者が訪れたときも40分待ちと言われた。

なお、パビリオンの待ち時間については万博GOや、「交通編」で述べたアプリDiscord「だれでも万博(仮)」のパビリオン待ち時間が参考になる。ただ、各パビリオンが提示する待ち時間は長めのことが多く、実際にはその半分以下で入れることが多い。

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