「不倫デートでもユニクロ着てる」「ユニクロはいい迷惑」テニス・錦織圭選手の“スポンサーに律儀”な不倫報道…その《ヤバすぎた代償》
不祥事を起こしたタレントがCMを降板する場合、スポンサー企業が意思表明を行うことはあるが、「不倫は許されない行為であり……」といった言い方はせず、「さまざまな要素を総合的に検討した結果……」「ブランドの価値を伝えるのが難しいと判断した」といった説明をする。
芸能人は人気商売でありイメージが重要だが、スポーツ選手は試合で結果を出すことが至上課題だ。プライベートな事案で活動の場を奪われることに疑問の声も出ているが、それも無理からぬことだとは思う。
実際、芸能界と比べて、スポーツ界はスキャンダルに寛容なところはある。最近では、不同意性交の容疑で逮捕され不起訴となった佐野海舟選手がサッカー日本代表に復帰することが物議をかもした。
芸能人が同様の行為を起こしたとしたら、芸能活動への復帰は困難であったと思う。少なくとも、広告や地上波放送への起用の道は断たれるに違いない。
もっとも、佐野海舟選手の復帰に対しては批判の声は大きいし、個人競技であったら復帰は困難であったと思う。
一方で、アスリートと芸能人とに共通する問題は、「スポンサーの離反」である。

プロスポーツも「スポンサー」の意向に左右される
スポーツ選手も、芸能人と同様に、スポンサーや支援者がいて成り立っている商売だ。現在、スポーツ産業は大きな「ビジネス」として成長している。つまり、商業化が進展している。
「ファンが自腹を切って試合を見に行く」ということだけでは、プロスポーツ選手の育成もできなければ、活動の場も確保できなくなっているのだ。
選手やチームに対する企業の支援、放映権の販売、物販などの収益がなければ成立しがたくなっている。
当然のことながら、スポンサー企業は自社、あるいは自社商品のイメージアップに貢献するからアスリートと契約をしている。
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