しかし、遊ぶのは子供でも、実際に商品を選んで購入するのは親。競合品が増える中、そんな玩具特有の難しさに直面し始める。「コモディティ化が進み、親の中では、なぜ(人形を)買うのかという意識がだんだんと失われ、2歳になったらお人形を買うものという習慣だけが残った」(桐渕氏)。
アニメのような顔、大人目線で可愛い洋服、コンパクトサイズ――。親好みの人形が選ばれるようになり、売れる条件も次第に変化していった。
厳しい競争にさらされ、ぽぽちゃんの売り上げを維持していくためにも、大人の好みに寄せたり、流通業者と交渉して店の棚を確保したりすることに追われるようになった。ピープルが大事にしてきた子供本位のおもちゃ作りは、いつしか業務の中心ではなくなっていた。
キャラ戦略では大手しか残れない
撤退を決断した背景には、中堅メーカーならではの危機感もあった。
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