AI時代でも「文章力」は超重要! 名門大学が注力する「ライティング教育」の実態 ハーバード卒業生なら知ってて当たり前な「7つの力」

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「学生1人ひとりが世界中のあらゆる問題を俯瞰できるようになります。世界を率いるリーダーとして判断力を持ち合わせたうえで、各々の人生、さらには人類の豊かな営みのために影響力を発揮する知識人を輩出するため、アメリカの名門大学は絶えず努力を傾けています」

ハーバード大学の学生が身につける7つの力

ハーバード大学のライティング授業は、学生が自信をもって「伝えたいこと」にアプローチできるように尽力している。そのため教授陣は、議論の余地があるテーマを選ぶように学生を導く。さらに、アイデアをもとにしてテーマを構成するときに効果的な戦略や、自分の考えを伝える方法やスキルを伝授する。

学生がハーバード大学を卒業するころには、次の7つの力が身につく。

1.議論のきっかけとなる、分析的な質問をする力
2.論理的な意見を述べる力
3.信頼できる証拠を使い、主張を裏づける力
4.責任をもって他人の資料を引用し、盗用に抗う力
5.相手がすぐ理解できるように表現し、伝える力
6.主張に対する反対意見を事前に予想し、対応する力
7.説得力のあるエッセイや論文を書く力
ハーバードの人生を変えるライティング
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入学してすぐライティングの授業に追われる学生は、卒業するころにはどんな考えだろうとはっきりと表現し、伝えられる「作家」になる。

ハーバード大学のロビン・ワード教授は、ハーバード大学を卒業した40代の男女、約1600人に「最も役に立った授業は何か」という質問をした。

すると、回答者の90%以上が「ライティングの授業」と答えたという。さらに彼らは、「学校でライティングをきちんと学んでいなかったら、社会に出てからもっとたくさんの壁にぶつかっただろう。

年を重ね、昇進すればするほど作文力が重要視されるのを感じる。文章をうまく書く力は人生の成功を左右する」と口をそろえた。

【もっと読む】ハーバードの常識?心を掴む"文章の書き方"とは では、ハーバード大学が教えるライティングテクニックについてさらに深堀り。その具体的なノウハウを、ライティング・コーチであるソン・スッキ氏が詳細に解説している。
ソン・スッキ ライティング・コーチ

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大韓民国を代表するライティング・コーチ。ソン・スッキ作文センター、アイデアウイルス代表。稼げるライティングソリューションを提供し、企業と個人のマーケティングコンサルティングを担う。慶熙大学にて国語国文を専攻し、卒業後は、放送局、広告代理店、新聞社、雑誌社、女性向けポータルサイト、出版社などで経験を積む。執筆活動歴35年、ライティング指導歴20年。本書は韓国で13万部超えのロングセラーになる。著書に『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』(CCCメディアハウス)がある。

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