「50年前は空き地や田畑」「昔は髙島屋側が主役」…商業施設「ライズ」ですっかりおしゃれタウンの二子玉川。開発の歴史は奥深いものだった
さらに、虫や魚を探して楽しめる仕掛けが施されている。虫の標本や「多摩川生きもの水族館」と書かれた水槽、「めだかの池」がある。親子が「めだかの池」を覗き込んで探している光景も見られた。


ショッピングセンターに緑を配置して憩いの空間をつくるのは、近年の定番ともいえる。
しかし「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」は、街とつながる生きた自然を楽しめる点で、他のショッピングセンターと一線を画している。
ファミリーにやさしいショッピングセンターでありながら、大人も主役になれる
「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」を訪れて感じたのは、ファミリーが使いやすいつくりとなっている一方で、子どもだけでなく大人も主役になれることだ。
どういうことか。まず、ファミリーにやさしい点を挙げよう。
屋内外ともに通路幅が広く、ベビーカーが通りやすい。レストランの前などに、ベビーカーを置くスペースも十分に確保されている。

「キッズトイレ」や、母親と父親が一緒に利用できる「ベビールーム」も複数箇所に用意されていることからも、小さな子連れファミリーへの配慮がうかがえる。
一方で、テナントミックス(店舗構成)は子連れファミリーに特化していない。
「タウンフロント」の6階にキャラクター雑貨がそろっているが、「トイザらス」のような大型玩具テナントはない。「西松屋」や「アカチャンホンポ」もなく、子供服専門のテナントは片手で数える程度だ。フードコートも存在しない。
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