「ジャムも不評なのに…」メーガン妃≪ホテル・レストラン事業≫に参入する“危険な野望”

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セレブレストランの歴史で最も代表的なのは、1991年、ニューヨークにオープンした「Planet Hollywood」だろう。投資したのは、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスタ・スタローン、ブルース・ウィリス、ウィリスの当時の妻デミ・ムーアなど、トップ中のトップスターだ。

翌年にはビバリーヒルズのど真ん中にも支店ができるなど拡大を続けるも、料理のクオリティやメニューのセンスはお上りさん相手としか思えないレベルで、2000年には会社更生法を申請。その後も時々どこかで見かけたが、ロサンゼルス国際空港内の店も今年クローズした。

人気があっても事業の成功は難しい

香水、ファッション、カクテルなど幅広い事業を展開するジェニファー・ロペスは、人気絶頂だった2002年、ロサンゼルスのパサデナにラテンアメリカ料理の店「Madre’s」をオープンしている。しかし、料理とサービスへの評判は最悪で、6年後に閉鎖した。

ジャスティン・ティンバーレイクもこれまでに3つの違ったコンセプトのレストランにかかわったが、今もあるのはナッシュヴィルのナイトクラブ「The Twelve Thirty Club」だけだ。彼の妻ジェシカ・ビールが、子供が生まれたのをきっかけに、ロサンゼルスの一等地にオープンした、子連れに優しい、洗練されたレストラン「Au Fudge」も、いつも閑散としていて、いつのまにか閉まっていた。

「子供ができてもこれまでのようにおしゃれな店で女友達と優雅なランチを」というコンセプト自体は良かった。ただ、毎週のようにそれだけのお金を気楽に出せる層は限られ、それらの人たちをレギュラーにするほどの魅力には欠けたのだと思われる。

マーク・ウォールバーグのハンバーガー屋「Wahlburgers」も、すっかり勢いが落ちてしまった。7人きょうだいの末っ子である彼の兄のひとりポールは、一流店で働いた経験を持つシェフで、これは家族のプロジェクト。その裏側をカメラで記録してリアリティ番組として放映し、一石二鳥にしてみせたのも、ハリウッドセレブならではだ。

1号店は、トップスターや報道陣が集まる映画祭の真っ最中に、トロントにオープン。ロサンゼルス支店のためには、彼と妻が出会ったサンセット・プラザに場所を確保した。しかし、その1号店も、個人的思い入れのあるサンセット・プラザの店も、もはやない。

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