「2時間待って注文ゼロ」の日も…。物価高でデリバリー控え?ついに《時給300円台》になったウーバー配達員の嘆き 

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チェーンストア研究家の谷頭和希氏によると、ココイチは(イートイン、テイクアウト、デリバリーを合わせて)3年間で計5回の値上げを行っており、「ココイチ離れ」も懸念されているそうだ。 

最低賃金以下、時給400円が当たり前に 

物やサービスの値段が上がっていくことは、嫌だけれど仕方ないと思う部分がある。これを上回る所得アップを……というのが国の方針であることも理解している。

しかし、残念ながら、ウーバーの報酬が上向く気配はない。これは実質的な「賃下げ」と同じようにも感じるわけだが、ここにダブルパンチで、注文数減少による収入減が重なった。 

著者の6月ウーバーの売上(著者撮影) 

私は小学校で「マイナス×マイナスはプラスになる」と先生から教わったが、残念ながら「実質的な賃下げ×収入減」はプラスにはならない。

SNSの投稿には「今のウーバーはマジで稼げない」「注文入らなくて暇」「副業の小遣い稼ぎにもならない」など、配達員の悲鳴の声で溢れている。 

かくいう私自身も、ウーバーの仕事の「時給の低さ」に嘆いている。獲得報酬を稼働時間で割ると時給が計算できるが、ここ最近は400~500円になることはザラだ。

コロナによる自粛制限が発令されていた頃は、時給換算で平均1600円以上を稼げていたことを思うと、よもやよもやの1/3……。 

ウーバーの仕事はギグワーク(単発仕事)であり、配達員は個人事業主のため従業員ではない。よって正確にはウーバーの仕事に、最低賃金や時給という概念は存在しない。

しかし働いている個人の側からすると、どうしても意識する部分がある。 

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