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「最近、白髪目立ってきたよね」「あまりの重責に…」小泉進次郎農水大臣の《急に増えた白髪》が示す“メッセージ”

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  • 安積 陽子 ニューヨーク州立ファッション工科大学主任講師/国際イメージコンサルタント
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大臣就任直後は白髪が目立っていた小泉氏だが、原稿執筆時点(2025年6月9日)では再び黒髪に切り替えている。しかし、求められる役割やメッセージ性によって、今後また「白髪」を前面に出す選択に転じることも十分にありえるだろう。

「染めるべきか、染めないべきか」という二択ではない

白髪が気になり始めたとき、多くの人はまず「染めるべきか、染めないべきか」という二択で悩む。だが、問うべきはもっと本質的な問いである。

自分がいま置かれている役割やポジションにふさわしい「外見と内面の一致感」を、どう整えていくかを考えることが大切だろう。

前述の通り、経営層や管理職であれば、ある程度の白髪はむしろ「長年の経験」「安心感」を示すことができる。一方、外見に若さと活力が求められる前線の営業職などでは、無造作な白髪は「手入れが行き届いていない」という逆効果を生むこともある。

大切なのは、完全に隠すか放置するかという二極化ではなく、自分が見せたい・求められる像に沿った整え方を選ぶこと。これは白髪に限らず、経年変化すべてに通じる考え方といえる。

また、周囲との温度差にも注意したい。本人は「自分は自然体でいたい」と思っていても、組織内外の相手は必ずしもその意図をくみ取ってくれるとは限らない。

「自然体」と「整えている」の違いは、相手にとっては大きな印象差となって現れる。だからこそ、見せ方は“自分で選ぶ”意識を持つことが重要になるのだ。

世代間のギャップにも配慮が求められるだろう。若い部下世代は白髪を「成熟」の象徴とポジティブに捉える場合もある一方、同世代や年上層は「管理不足」と見るケースもある。

受け取る側は誰なのか、そして自分はどう見られたいのかを意識したうえで見せ方を整えることが、現代のビジネスパーソンには欠かせない視点となっている。白髪もまたメッセージだ。

あなたは今、どんな「見せ方」を選んでいるだろうか。

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