「最近、白髪目立ってきたよね」「あまりの重責に…」小泉進次郎農水大臣の《急に増えた白髪》が示す“メッセージ”

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白髪は、キャリア後半に差しかかるビジネスパーソンにとって、避けては通れないものだ。しわや体型変化と違い、白髪はある日突然、目に見える変化を周囲に伝える。加えて、「以前の印象」とのギャップが生じやすく、その影響は意外と大きい。

さらに重要なのは、本人が気にしていなくとも周囲は変化を敏感に読み取っているという点だ。

本人の内面は変わっていないつもりでも、外見の急な変化は「この人に何かあったのだろうか」と余計な臆測を呼ぶ。だからこそ、外見上の変化には一定の意図と整え方を持って向き合うことが、結果的に周囲との信頼関係維持にもつながっていく。

職場においては、昇進や異動といった役割の変化が外見にどう反映されているかが意外に見られている。たとえば、新任の部長や役員が明らかに外見に無頓着なままで登場すると、「自覚がないのでは」「このポジションの責任をどう考えているのか」という無言の疑念を生むことがある。

白髪もその一部だ。役割の変化にふさわしい外見づくりは、今や「マネジメントスキル」の一部とさえいえる。

「白髪」をビジネスに生かす方法

では、ビジネスパーソンは白髪をどう扱うべきなのか。筆者は「3つの戦略的アプローチ」があると考える。

自然に受け入れる

白髪を隠さず、成熟と信頼感の象徴として受け入れる。特に経営層や社外との交渉が多い立場では、「成熟した判断力」や「落ち着き」を示す手段としてこの選択がプラスに作用することが多い。

部分ケアでバランス調整

全体を染めずにグレーグラデーションを生かすことで、若々しさと落ち着きのバランスを取る。社内外で幅広い年齢層と関わるミドル層にとって有効な方法である。

場面に応じた使い分け

重要な会議や商談、社外との打ち合わせの場面ではシャンプーで落とせるヘアマスカラやヘアファンデーション、ヘアスプレーなどで整え、通常時は自然なまま。柔軟性ある「見せ方」の工夫こそ、現代の成熟したビジネスパーソンにふさわしい対応力ともいえる。

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