「渡辺直美」が日本人初の快挙! 中学卒業後ファミレスバイトから「世界のNAOMI」へ“大出世”のワケ
渡辺は2021年に本拠地をニューヨークへ移し、ポッドキャスト番組「Naomi Takes America」を配信。渡米時は英語もままならない状態だったというが、2023年には全米7都市でトークライブを開催、2024年10月にはニューヨークで自身初となるスタンダップコメディー公演を行い、チケットは即日完売したという。
さらに同年12月、イギリスの公共放送・BBCの選ぶ「100人の女性」に選出された渡辺は、同月にロサンゼルスで開催された「アンフォゲッタブル・ガラ」で“アジアのためにグローバルな視点で新たな道を切り開く存在”と評価され「グローバル・グラウンドブレーカー賞」を受賞。
そして今年4月には、アメリカの大手マネジメント会社と契約したことを発表した。前出の新越谷氏が話す。
「直美さんを成功に導いたのは、その特異なキャラクターはもちろんSNSでのセルフブランディングでしょう。
ハイセンスなファッションやレディー・ガガといった世界的スターと共演する姿もあれば、無防備なすっぴんを平気で披露したりする。そのギャップが多くのファンの共感を呼んでいるのだと思います。
加えて、吉本の海外戦略が当たったことも大きい。まだ海外での実績がない時期から直美さんを『海外で活躍する女性タレント』というイメージで打ち出して、国内の仕事を取るというスキームを生み出しました。
実際、直美さんは英語力という面でまだまだ発展途上ですし、アメリカでは“駆け出し”のひとりにすぎませんが、現地でカラーブラインドキャスティング(人種や肌の色に関係ないキャスティング)の動きが進んでいることも、彼女の背中を押す要素でしょうね」
中学卒業翌日にファミレスの面接へ
芸能界の扉を叩く前の渡辺は、高校を3校受験するもすべて不合格。中学を卒業した翌日にファミレスのバイトの面接へ行き、3年働いて吉本興業の養成所「NSC」に通うための資金を貯めたという。