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〈ハウステンボス〉開業以来最大のプロジェクトを担うのは、「ディズニーシー」新エリア開発と「西武園ゆうえんち」改装に携わった2人

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刀の支援に加え、2023年10月にPAGからの招聘に応じて経営トップに就いたのが髙村社長だ。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドで、執行役員経営戦略本部副本部長だった。経営戦略方針の策定のほか、ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」の開発などにも携わった。

髙村社長が目指すのは、滞在型観光都市の中心としてHTBを成長させること。 HTBは長崎空港からバスで約60分、高速船で約50分というアクセスで課題を抱えるが、その課題は強みにもなるという。

「アクセスがよすぎると、基本的に長期滞在の観光地としては成立しない。不便だからこそ目指せる観光のモデルがある」(髙村氏)

東京、大阪では目指せないリゾートの形

一方、 地域内の移動をしやすくし、ストレスなく観光スポットを回れるような環境整備を進めていく。今後は、マリンスポーツや船でのクルーズといった海のレジャーを楽しめる環境をつくるなど、リゾート観光地として拡張性を模索していく考えだ。

髙村氏は「東京、大阪では目指せないリゾートの形を、食体験も含めてつくりうるというところでかなりパワーがある」と語る。

PAGはHTBに数百億円を投資する方針を示している。テーマパーク関係者からは「市場としては今、チャンスが大きくなっており、投資のタイミングとしてはいい」との声が聞かれる。

投資会社であるPAGは、いずれかのタイミングでイグジット(投資回収)を迎える。PAG傘下で再成長への道筋をつけ、自らの生み出す稼ぎで施設の魅力を絶え間なく上げる好循環を作れなければ、「ワクワクが、続々!」の言葉どおりに変化を生み続けることはできない。

再成長のためには、国内外に情報を拡散して魅力を伝え、実際に訪れてもらうことが重要だ。第1弾となるミッフィー新エリアはHTBの将来を占う試金石となる。

ハウステンボスの髙村耕太郎社長に取材した詳報版は、東洋経済オンライン有料版記事「〈インタビュー〉ハウステンボス髙村社長 「不便だからこそ目指せる」、古巣TDLと異なる事業モデル」でご覧いただけます。

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