「節約するならまず体重計と鏡を買って!」→地味な投資家が教える異色すぎるアドバイスの真意とは? 今を楽しみ将来に備える《二刀流節約法》

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次に、「支出の洗い出し」をします。1カ月~1年間の支出をリストアップしましょう。そして、それらの支出が「価値のランク付け」にリンクしているかを確認しましょう。

ここで、価値のランク付けで下位に属する、つまりあなたを幸せにしていないことへの支出があるなら(きっとあります)、それが節約対象です。この節約なら我慢を必要としませんのでストレスはなく、継続できます。

逆に、価値のランク付けで1位ないし上位にランキングされることに対する支出は大目に見ましょう。下位の支出を減らした分、1位ないし上位へは増やしてもいい場合があります。一番好きなことではプチ贅沢などせずに、しっかりと贅沢するくらいがちょうどいいです。一番好きなことで十分に満たされると、他の欲求はコントロールできるものです。

これで、今を楽しみつつ(今の幸福を維持して)、将来にも備える(将来も幸福になる)ことができます。大切なことは配分ですね。今を楽しむのが100%とか、将来への備えが100%とか、極端なことをすると、いずれかが破綻します。

永遠に節約効果が続く「習慣的な支出」の見直し

特に習慣的な支出を見直すと、効果が大きいです。なぜなら、いったん節約できるよう「仕組み化」さえすれば、ずっと節約効果が続くからです。

たとえば、毎日のドリンクをコンビニやカフェ、自販機で購入するのをやめて、マイボトルにしましょう。これだけで1日300~500円の節約になります。年間では11万~18万円です。

スマホは型落ちを選び、格安プランで契約しましょう。最近のスマホは高性能ですから、最新機種でなくとも十分です。そして、格安プランでも通話や通信に困ることはありません。これだけで月に5000円安くなる人もいます。年間では6万円です。あまり使っていないサブスクサービスはやめましょう。なくても困りません。年会費が有料のクレジットカードが複数あるなら1枚だけにして他は解約しましょう。

ジム通いが流行していますが、フル活用できるならともかく、軽い筋トレ程度なら自宅でできますし、走るのは公道や公園でできますので、退会しましょう。散髪も格安店があります。これらは、一度やめることを決心すれば、節約効果はずっと続きます。

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