藤井隆「台詞が覚えられない!」50歳を超えて実感した“衰え”とその受け入れ方。《湯船に沈むとなぜか整う》独特すぎる癒やしルーティン

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シーンによっては医学用語や宇宙飛行士に関する専門用語など、丸ごと暗記しないといけない台詞もあって、撮影が始まった序盤の慣れない環境と緊張感であふれそうな中、台詞で頭の中をパンパンにしながらスタジオに通っていました。台詞覚えが間に合わなくて大阪のスタジオに向かう新幹線の中で必死に覚えて、リハーサルになんとか間に合うようなギリギリの時もありました。

どんどん撮影しながら、覚えた台詞を言っては「OK」ってなって、次のシーンの準備に着替えてる間に頭の中にスペースが「かちゃ〜ん」って空いていくような、そんな感覚をドラマ「まんてん」で初めて味わいました。

一旦OKになってから、もう一度同じシーンの撮り直しをする時があったんですが、一回「OK!」ってなった時に「かちゃ〜ん」って記憶を捨ててたので、さっきまで言えた台詞がもう頭に無くて、台詞が言えなくてNGをだしてしまうということもありました。それでも、あの頃鍛えていただいたスタッフの皆さんのおかげで覚えられたし、自分でも頑張ってたな〜と思います。

30歳の頃と比べると、本当に覚えるのに手こずるようになりました。必死。眠い目をこすりながら必死に覚えています。

パッて覚えられたら、自由に出来てなんと楽しいだろうか、と想像してます。

美味しく食べられるのが一番の栄養

胃腸が強くて、胃薬は大昔に1回飲んだことがある程度です。両親に感謝してます。

食べることがすべて。みたいなところがあって美味しく食べられるのが一番栄養になると思っていて毎朝、食事が楽しみで起きてます。お肉は子供の頃から赤身が好きだったのでそれは変わらずなので、「すっかりお肉からお魚になりました」って感じも無くて、魚は鯖が一番好きです。さんまも。鰯も。めざしも好きです。

この夏、出演していた舞台の稽古場と劇場近くに炭火焼き定食のチェーン店があってほぼ連日、行けるだけ行きました。

本番(稽古)前にお腹が減ってるのがいやで、始まる1時間~30分前にご飯を食べる派なんですが、ふらりと入ったお店のメニューがとても好みで通いました。

お店のおすすめはサーモンハラス定食で、もちろん美味しかったのですが、ボクは3羽いわし定食が好物になりました。頭からバリバリ尻尾まで食べると体に良い感じがしてとっても元気になるのでした。「飽きないの?」と聞かれましたが、飽きなかったですね〜。今、ものすごく食べたいです。

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